イザベラ・バードの足跡を訪ねて新潟へ

平成29年4月26日
旅した日:4月22日〜24日
同行者 :T&Y
主な旅先:新潟県阿賀市津川・麒麟山&阿賀野川舟下り⇒新潟市白山公園⇒信濃川舟下り⇒新潟県庁⇒旧税関跡⇒弥彦山西会津町車峠⇒飯豊連峰眺望

イザベラ・バード』は明治11年6月、会津から越後街道を西に向かい、津川から船に乗って新潟へ向かいました。当時の阿賀野川は津川で床浪川と合流しかなりの急流だったという。この川の美しさはライン川にも劣らないと絶賛していましたので舟下りに乗ってみました。現在は下流にダムが出来て昔ほどではないようですが見た目以上に急流だと実感しました。



バードは登らなかったのですが阿賀野川の畔にひと際目立つ麒麟山(160m)が聳えています。この山は戦国時代、伊達藩と磨上原の合戦で敗れた会津・蘆名藩の武将金上盛備の居城でしたがその後城は取り潰され金上神社が祀られています。別名狐戻城と言われたくらい峻険で難攻不落だったとか。40分程掛けてつづら折りの階段を登り阿賀野川方面を観たのが上の写真です。



バードは阿賀野川から掘割を通って信濃川沿いに有る白山神社近くに上陸したようです。ここは明治6年に時の県令が町の大規模改修工事に合わせ公園など整備した所だそうです。非常に広い公園内には陸上競技場、県民会館、体育館、芸術会館、音楽会館等々が有りそれぞれ駐車場も完備し素晴らしい公園でした。公園の西側には昔の商店街古町が有り、バードはここを良く散歩したようです。当時本屋が10数件あり、彼女が師事したダーウィンの『進化論』が置いてあったのに驚いています。




信濃川舟下りに乗って県庁まで行き、18階の展望所に登ってみました。西には佐渡島が間近に見え、東には奥羽山脈の山々が白く輝き素晴らしい景観を楽しみました。
信濃川河口近くには当時の税関の建物が建っていて江戸末期の現存する重要な建造物という事で重要文化財になっています。


盛り沢山なスケジュールで次は弥彦山(634m)へ。山頂近くの駐車場から山頂目指して登山。0.7kmの行程でしたが結構きつい登りで難儀しました。其の甲斐あって山頂からは米山、妙高山越後駒ヶ岳等見られYは大ハシャギ。故郷の山はあり難きかな!!



帰りは又越後街道を東に進み、西会津の車峠を訪ねる。ここはバードが逗留した中でも一番景色の良い所だったようで飯豊山が良く見えたという。峠までは行かなかったけれど街道筋から素晴らしい景色が観られ満足の旅でした。