『土人』呼ばわりの風土

平成28年10月23日
沖縄の人達を『土人』呼ばわりした大阪府警の機動隊員には只ビックリでした。
私が現役の頃、事務所に一通の電話が掛かってきました。
相手は大阪の○○社のモノだという。同和政策に関する本を送ったから50,000円振り込んでくれという事でした。
私はそんな物要らないと言って電話を切りました。間もなく同じ人物から君は『ヒコクミン』かと怒鳴ってきました。私はいや『ニホンジン』ですと言って電話を切った事が有ります。


同和政策なるものは東北ではあまり耳にしません、以前サントリーの社長の何某が東北は『エミシ』の住む所だと言ったとか。
私はそれ以来サントリーの商品は買ったことが有りません。


先の例からしても大阪の人には地方の『ヒト』をコバカにしている傾向があるのかなぁーと思っています。日本(主に東北地方)には先住民族である『アイヌ』の人達が以前住んでいました。アイヌ民族を日本の歴代の為政者は『土人』と呼んでいました。大和朝廷鎌倉幕府等に迫害され同化され東北地方から消えています。彼らの研究の為、イギリスの旅行家『イザベラ・バード女史』は明治11年(1,878年)に北海道へ渡り、アイヌの人達と寝食を共にし彼らの暮らしについて研究し、その成果を日誌風に書いています。彼らは日本人『和人』より礼儀正しく、争い事を好まない素晴らしい人達だと褒めています。


言葉使いや生活習慣だけでその地方に住んでいる人達を蔑視する事はやめてほしいと思うのですが。人はみんな平等に生きる権利があるはず。経済的に豊かに成ることも必要でしょうが、精神的な豊かさの方がもっと大事ではないかと考える今日この頃です。