終戦記念日を考える

平成28年8月15日

昨日の新聞にシンガー・ソングライターの『さだまさし』さんの記事が有りましたので引用させてもらいました。確かに人の記憶は時間と共に薄れて行くものです。ましてや70年も前のことなど記憶している世代も減ってきて、歴史教育を正しく受けていなければ若い世代には戦争が有ったなどという事自体知らない人が多くなるばかりでしょう。

昨日父母の墓参りに行ってきました。父が亡くなってもう50年になります。私共が結婚したその年の暮に亡くなりました。早いですね、もう50年です。父の記憶は今でも頭の片隅に有りますが、父は5人兄弟の3番目でしたが56歳で他界しました。他の兄弟は最高101歳から76歳と当時の世代としては長命でした。男兄弟3人が戦地に赴きましたが次兄は満州で妻子4人をなくしています。父も昭和19年に36歳で満州へ応召されて行きました。当時としてはかなりの高齢者です。

父親の記憶もおぼろげになってきました、ましてや終戦時5歳だった私には戦争の記憶は余りありません。近くの飛行場が攻撃を受けるからと家族で避難した事くらいかな?。そうそう、玉音放送を聞いていた時の様子だけは鮮明に残っています。暑い夏でセミがうるさく鳴いていました。多くの人達がラジオの前に並んでいました。

人の記憶は時間の経過とともに薄れて行きます。あの悲惨な戦争を二度と起こさないようにする為にはどうすれば良いか、学校教育の中で正しい歴史教育をする事だと思います。最近の議員先生方には強権的な発言が目立つようになってきています。いつか歩いた道を又繰り返してはならないと思います。
そのためには選挙で自分の考えを表現することが大事ですね。
戦争は二度と起こしてはいけません。でも今、世界中で、そして日本の近海でも挑発行為が繰り返されています。あぁ〜困った、困った。