最北端の離島・利尻&礼文へ行ってきました

平成28年7月6日
旅した日:7月1日〜5日
メンバー:T&Y他

一度は行って見たいと思い北の孤島・利尻&礼文島へ行ってきました。
往復3日間、只ひたすら鉄旅。見えるのは何にもない牧野か原野だけ。
のんびり外を眺める旅も良いかなと鉄旅を選びましたが、さすがに飽きました。


稚内からも見えるだろう利尻富士は雲の中、何にも見えませんでした。
パンフレットにはこのように見えますよと有りますが、ガイドの説明では一か月に
六日見えるかどうかだそうです。日本最北端の地もむなしく樺太方面を指さしているだけ。
あのソ連が戦利品として樺太を奪い取ってから70年、もう永久に日本に戻る事は無いでしょう。

利尻島は一日中雨の中、礼文島に渡った翌日は風が強いものの曇り。
バスで名所をハショッテ見学、お花畑はカンゾウやシシウドの仲間、
シオガマ、フウロウ等東北なら1,500m〜2,000m付近に咲いている
比較的背丈の大きい花々が中心でした。
此処では花の名前にほどんとがレブン○○ソウと付くようです。
花を愛でるには5月〜7月に掛けてじっくり島内を自分の足で歩かないとダメみたいです。


稚内の宿で少し暑いなぁーと思いエアコンを廻しましたら、暖房しかありません。
宿の人に聞くとここでは最高気温が21℃位なので冷房は要らないのだそうです。
この辺は風が強く、気温、地温も低く野菜は育たないそうです。
江戸の末期、幕府がロシアの脅威から蝦夷地を守ろうと警護の武士を派遣したそうですが、
日照不足と野菜不足で多くの武士たちが亡くなったそうです。


今この最果ての地では漁業や畜産で生計を立てている人達が殆どだそうですが、
冬場は漁が全く出来ずひたすら閉じこもって居るとか。
若者が都会へ流失、学校も閉鎖され次第に消滅へと進んでいるようです。
今回の旅ではなんか虚しさだけが残った感じでした。