米価暴落の秋

平成26年10月1日
当地では9月中旬から稲刈りが盛んに行なわれています。例年より早い感じですね。

散歩中に見た田園風景、今は殆どが強制乾燥ですが昔ながらの自然乾燥も稀に見られました。
贈られた新米   黄金色の田圃   昔ながらのハセ掛け&棒掛け乾燥  



先日、友人から新米『ささにしき』が贈られてきました。
早速頂きました、やはり新米は美味しいですね。一方、新聞等によると25年産米が220万トンも残っていて26年産米の農家への概算金支払いが軒並み暴落しているとか。その理由は需要と供給のバランスが取れていないからだと有ります。
消費者である国民が米を食べなくなったのが最大の原因でしょう。そんな中でも圃場(田んぼ)整備にかなりのお金をかけて今でも工事をいます。この矛盾、どう説明するのでしょうか?


先日散歩中に農家の若い人が立ち話をしているのを聞きました。曰く地代まで払って他人の田んぼを借りて耕作は出来ない、もう止めるしかないかな〜。減反奨励金がなくなれば、農家は高齢化が進み後継者もなく次第に耕作放棄地が増えて行くことでしょう。今政府は地方創生などと耳触りの良い言葉を盛んに発していますが、言葉だけでは創生できないでしょう。本当にバランス良い国土を築いてゆくためには与野党連携してやって行かないと日本は崩壊するかもしれません。若者に夢を与えられるような施策を期待したいものです。『諸先生方、大志を抱いて奮闘してください』