シルバータートル・朝日に登る

平成25年6月1日
メンバー:単独・日帰り
コース&タイム:古寺鉱泉7:00→ハナヌキ分岐8:46〜8:50→古寺山10:24〜10:30→小朝日岳11:35〜12:00
        →古寺山12:54〜13:00→ハナヌキ分岐13:36〜13:40→古寺鉱泉15:00 合計8時間

    新緑と残雪の古寺山

北東北のマイナーな山に登ろうと計画していたのですが、最近『熊』の出没が相次いでいるニュースが有り、メジャーな山にしたらとYが言い残して旅に出て行く。ならばと朝日連峰の小朝日岳までなら日帰りで登れるだろうと出掛ける。ハナヌキ分岐手前から観た古寺山、新緑と残雪が素晴らしい。エンジンの調子は良いが脚が心もとない。古寺山が見え隠れする辺りで声がする、若者二人組
に追いつく。私より30分早く出てきたという。荷物が重そうなので小屋泊まりですかと訊ねると日帰りだと言う?。リーダー格がバテているようだ。古寺山の中腹から雪渓歩き、後ろから別な声がする。中年の夫婦連れに追い越される。奥さんが先を歩きステップを付けて行く、大助かり後をつけて行くが早い。


 古寺山に続く稜線に向かって登る二人連れ

柔らかい雪の上をジクザクに登る、今日の最大の難所だ。古寺山周辺はヒメサユリの宝庫なのだが今は何処に有るのかも解らない。替わって春の花が咲き誇っています。ミネザクラ朝日連峰の山々など素晴らしい景色が観られ今日は大満足。



  


    霊峰月山

振り返ると秀麗な月山が眼に入ってきます。月山の左端に鳥海山も顔を覗かせていました。(写真では見えない)此の月山、観る場所によって形が違いどれが本当の月山なのかと戸惑うことが有ります。写真の月山が一番綺麗だと思いますが、寒河江方面からだとお椀を伏せたように見え、庄内からは細長く横たわって見えます。皆それぞれの山を自慢していることでしょう。小朝日岳への登りに掛った頃から脚が攣りだし痛くて歩けない。『ツムラの68』を飲んで回復を待ち何とか山頂へ辿り着く。先行していた夫婦連れが未だ休んでいたので暫し山談義。関東方面から来たと言う、秋には縦走したいが込み合うようで不安だと言う。そうなんです、この山はテントは張れないのです。特に大朝日避難小屋は最盛期には100人以上も入ることが有るのです。仕事を持った人は土日中心になるので…。



 小朝日岳から観た大朝日岳

大朝日岳と二人連れに別れを告げ下山に掛る。やはり脚の調子は今一、何とか休み休み下る。古寺山への登り返しを過ぎると下り一方なので我慢しながら登りで苦労した急な雪渓も難無く下ると後方から元気の良い日帰りの男性に追い越される。更に合体の樹付近で同じく日帰りの若者二人連れに追い越される。ウン十年前はあーだったのだが寄る年波には勝てんね。午後3時無事下山。
やれやれどうやら今日も人様に迷惑かけずに山登りができたなあー。『湯ったり館』で汗を流し午後7時前に自宅着。隣の嫁さんに無事帰ったよと声を掛けると暫くして、『クジラの刺身』と酒の肴を届けてくれる。有りがたいねー。クビーとビールでのどを潤す。今日は幸せな一日だったなぁー、お休みー。