手作りの山小屋…杢蔵山(1,026m)

平成24年9月27日
市民の手で造られた山小屋が有ると言うので新庄の市民の山…杢蔵山に行ってきました。
メンバー:単独
コース&タイム:石巻5;15→山屋登山口7;30〜7;45→山頂10;05〜10;15→山小屋10;30〜10;50→登山口12;05
        山行時間;4時間20分(休憩時間込)
登山口で準備していると突然犬が現れる。庄内ナンバーの車が止まっていたので此の人の犬だとすぐわかる。
間もなく一人の登山者が下山して来る。昨夜杢蔵山荘に泊まったという、登山道の様子を確認する。
登山道は人工林の杉の大木から始まりミズナラやブナの変形した古木や苔むしたブナ林など結構変化に富んでいて
面白い山でした。心臓破りの坂の標識が有り其処からは直登で厳しい登りでした。心臓が破れないよう小股でゆっくり
ゆっくり登りました。急登が終わるとT字路になっており左杢蔵山、右三角山と有ります。三角山はテレビかなんかの
アンテナが林立していました、此処まで車で登れるようです。三角山まで登ると1時間位で山頂に着くようです。


杉の樹間に立つ不動明王 枯れたミズナラの根 苔むしたブナの古木林 心臓破りの坂 杢蔵山荘 三角山方面






杢蔵山荘は新庄市民の手造りの小屋だと言う、トイレも新設されていました。
この山は新庄市街から東側に見ることが出来将に市民の山のようです。山頂から町を俯瞰することが出来ました。
今から135年前イギリスの旅行家・イザベラ・バードが此処を通った時の印象を『新庄はみすぼらしい町』だと書いています。
お城等が朽ち果てたままになっていたかららしいのですが、経済的には活発だと書いています。当時は米が主産品で絹や麻等も
取引されていたようです。

  杢蔵山荘   新設のバイオトイレ  杢蔵山頂後方は八森山 新庄市街    キノコ(オリミキ) 温泉の入口にある埋もれ木






下山途中、倒木にオリミキを見つけましたが古くなって食用には出来ないようです。ミズは沢山実をつけていましたが
未だ小さくダメでした。お風呂は山屋集落の高台にある奥州金沢保養センター(400円)で汗を流し帰路に着き
4時20分無事帰宅しました。1000mそこそこの山でも登山の面白さを味わえる山が沢山あることに気づきました。
これからもまだ登ったことのない東北の山々を訊ねて登りたいと思っています。