血管カテーテル手術

平成24年8月8日
 両足の動脈の一部が塞がってしまい日常生活に支障が出るようになってきたので、
専門病院で手術を受ける事になった兄の血管カテーテル手術に立ち会ってきました。


 手術はメスを使ったりするものではなく、詰まった血管にカテーテルを挿入し穴をあけるように刳り抜いて、
バルーンで膨らませ特殊なステントを入れる方法だそうです。従来は詰まった血管を閉鎖し末梢血管を動脈に仕立てる
方法が採られていたようですが、この病院ではアメリカで研修してきた若い医師がこの手術を担当していました。


 別室でモニターを観ながら進捗状況を観ていましたが、側には若い医師と看護師が付いていて逐次説明をしてくれます。
素人の私供でもよく理解出来ましたが、詰まっていた血管の長さが270mmも有ったので手術は3時間にも及びました。


 私も過去に仕事で老旧化した配管設備の厚生工事をやったことが有りますが、やり方は全く同じです。
配管の場合は高圧空気で配管内のサビや異物を除去し、レジンでライニング加工し錆びにくくするものです。


 若い担当医師は3mm程度のカテーテルとワイヤーを組み合わせ、血管の中に入れるのですから大変な熟練を必要とします。
医師も職人と同じだと感じて来ました。この病院には循環器関連だけでも医師が30人以上いるようです。若い医師達は
このような所で研修し独立してゆくのでしょうか。何事も修行ですね。