奥松島の里山を歩く

平成23年11月23日
 震災後の奥松島(宮戸島、現在は陸続きになっています)をYと二人で歩いてきました。

コース:大高森→嵯峨見台→若宮丸記念碑→唐船番所跡→縄文の里
歩行時間:4時間。
100mにも満たない低山ですが結構キツイ歩きでした。老化してきた心臓を励ましながらYの後を懸命に追いかけ、
何とか一周することが出来ました。

 奥松島まで行く途中海水浴等で賑わう野蒜海岸を通りましたが此処にある護岸はほとんど無傷で残っていました。
しかし宮戸島へ近ずくにつれ唖然とする光景が眼に入ってきました。温泉のあった『簡保の宿』や東松島市の『運動公園・バーンズ』や『宮城県然の家』等ほとんど破壊され全く機能しなくなったいました。
 この場所は昭和35年チリ地震による大津波の時も壊滅的被害を受けた所です。学生の頃、この場所で土方のアルバイトをした事が有り、その時の状況が今でも鮮明に記憶に残っています。あれから50年、又大津波で元の姿になってしまいました。

 宮戸島は4つの集落から成り立っていましたが、今回の大津波で3つの集落が大きな被害を受けたようです。

   被害の少なかった里浜集落                 壊滅的被害を受けた月浜集落
  

   同じく大浜集落                         同じく室浜集落  
    

 室浜集落が壊滅的被害を受けたにも関わらず直ぐ近くの室浜漁港はほとんど無傷で残っていました。
何故か?防波堤とか地理的条件が幸いしたのか私には解りませんが被害が少なかった事で復興に弾みがつく事を
期待したいと思います。

  室浜漁港の防波堤と島々対岸は石巻方面            室浜漁港