ナマステ会八幡平『焼山』を行く

平成23年9月27日
25日〜26日、ナマステ会恒例の秋のハイキングに出掛けて来ました。(参加者9名)

25日、晴天に恵まれ最高のハイキング日和、7月に仙台Kさんと下見をしておいたので何の問題もなく全員毛せん峠まで登ることが出来ました。更に元気のよいオバサン達は名残峠を目指しました。私は病み上がりの身なので毛せん峠で引き返すメンバー2人とゆっくり下山してきました。

焼山の登山口は後生掛温泉の建物の中を通って登ってゆく珍しい山です。初めての人は戸惑うかもしれません。

八幡平は全体になだらかで子供から高齢者まで安心して登れる山でこの日も大勢のハイカーで賑わっていました。

下山後は後生掛温泉に泊まり、ゆったりと湯船に浸かり山の疲れを癒しました。夜は酒豪のTat子さん、会最年少のアイドルMarさん、おしゃべり好きのAkaさん、ケーキ造りの名人Hir子さん、何事にも真剣に取り組むIshさん、一見物静かなWatさん、自称画家のYや今回の主催者仙台Kさん等賑々しく宴会を楽しみ交流を深めました。この会も早13年になりメンバーも高齢化が進み厳しい山は難しくなってきたのでハイキングよりも旅が主体になりつつあります。

26日、朝食前に宿の近くの後生掛自然研究路を散策地球の息吹を感じて来ました。
左、散策路は環境省の補助事業で整備されたようで歩きやすい通路となっていました。右、泥火山です。地球の底から噴き出した泥が堆積しクレーターを形成しています。此処だけでも十分八幡平を楽しめるようになっていました。

朝食後Kさんの案内で小坂町の康楽館を見学、此の芝居小屋は明治30年代に建てられた現存する日本最古の現役の芝居小屋だそうです。当初は小坂鉱山が従業員の慰安の場所として建てたそうですが、今は小坂町が買い取り運営維持しているそうです。
丁度舞台では芝居が上演されていて少しだけ覗き見し、舞台下の奈落(廻り舞台の装置)等見学、桟敷の呼び方など教えられ目からウロコでした。左の大きな建物は旧小坂鉱山の事務所を移築したものだそうです。小坂鉱山は今は稼働していませんが関連する現存の企業として『藤田観光』とか『同和鉱業』等が有るそうです。東北の各地には昔栄えた鉱山跡が沢山ありますが今は何処もすたれ見る影も有りません。これも歴史の流れなのでしょうか。山へ登ったり観光したり又田舎道を走っていて栗等見つけ大騒ぎして拾ったり、皆さん童心に帰り楽しく過ごしてきました。これからも長く続く事を願っています。