晴耕雨読

平成23年8月21日
 お盆を過ぎたら急に涼しくなり当地はもう秋の気配です。畑には秋野菜の代表格の大根や白菜を播きました。暑い日が続くとオクラやツルムラサキ等の温暖地を好む野菜の生長が早く毎日のように収穫しなければなりません。今日は朝から雨です、雨の日は屋外での活動は出来ませんのでのんびりと本を眺めています。読書は私にとって睡眠薬です、布団に入ってページをめくると間もなく寝てしまいます。本来あまり本を読まない者が晴耕雨読等と言うタイトルで書くこと自体おこがましいのですが、最近眺めた本で印象に残ったものが有りますのでご紹介したいと思います。

一つは斎藤茂太さんの『なぜかボケない人の習慣』です、文章がワンフレーズ毎に短くまとめてあり解りやすいので苦労せず何度も読めました。年寄りには大変参考になることばかりでした。二つ目は登山家『山野井㤗史』さんの父親が息子の事について書いた本です。この本、普通は息子が親の遺徳を偲んで書くことがありますが逆で親が息子の生き方を書いた珍しい本のようです。山野井さんと奥さんの山登り〔クライミング〕に対する情熱と日常生活について良く観察し書かれたもので眠気を感じず読みました。

 この二冊に共通点が有るのかと言えばないかもしれません、しかしいきいきと生きて行くためには常に目標(夢)を持たないといけないと言う事が良く解ります。特に定年退職後の高齢者には常に目標を設定し何とか達成しようとする努力がいきいきを引き出せるのではないでしょうか。雨の日の一日、今日は本を眺めて過ごしましょう。