北東北の山歩き

平成23年7月28日
 台風が通り過ぎてから天候が不安定になり山歩きの予定が立て難い日々が続いていましたが、7月26日〜27日の2日間、八幡平・焼山と岩木山へ出掛け来ました。
メンバー:K&仙台Kさん
7月26日、八幡平・焼山(1,366m)
石巻をam4時出発、仙台Kさん宅に寄り泉ICから東北道松尾八幡平IC下車、後生掛温泉登山口へ(アプローチ4時間)
後生掛(ゴショガケ)温泉登山口は温泉宿の廊下を通り登山道へ出ると言う珍しい登山口でした。毛せん峠と名残峠の中間点には立派な避難小屋があり登山者の安全を担保してくれているようです。名残峠を越えるとガンに効くと言うので有名な玉川温泉に縦走出来るようになっています。名残峠からは黄色の硫黄池を間近に見ることが出来、彼の世の地獄を連想されました。
                
後生掛温泉                            焼山避難小屋
 
登山道はゆったりとして八幡平特有の景観を楽しむことが出来る素晴らしいところでした。

毛せん峠                           名残峠の硫黄池

下山後源泉懸け流しの温泉に入り汗を流しましたが、シャワー設備が無いのが難点でした。
風呂上がりのビールを頂き仙台Kさん運転で次の目的地、岩木山へ移動。車中泊に適した場所を探しコンビニで食糧と飲み物をゲットして車の中でささやかな宴会を楽しみました。

7月27日、岩木山(1,624m) 百沢コース
今日は仙台Kさんは別行動なので、仙台Kさんに送られ岩木山神社の山門を通らないで登れるスキー場のある登山口へ移動、此処から歩き始める。しかし、歩き始めると何か身体に異常を感じだす。何だろうこれはと思いながらも歩いているうちにやや正常になるが足の運びがかなり遅い。もしかして又例の病気がぶり返したのではないかと考えながらゆっくりと歩く(実際は急いでも前に進まない)。間もなく若い人に追い越される、どんどん前へ進んでゆく。昔はあんな状態で歩いたのに!!中間点辺りで又中高年の登山者に追い越される、やはり自分のペースが遅いのが良く分かるが沢沿いに咲くミチノクコザクラの大群落に慰められる。

ミチノクコザクラと大群落

鳳鳴小屋には予定より30分遅れて到着、仙台Kさんの到着を待つが30分経っても来ない、すると突然の土砂降りとなる。登山者が小屋の中に入ってきて満杯になる。彼らの話を聞いていると東北の山を4座〜5座位掛け持ちで登りまくるピークハンターのようでした。私は雨で山頂は断念、仙台Kさんが待っているだろう駐車場へと下山する。今日は岩木山神社の山門を通らないで登ってきたので罰が当たったのか体調不良と大雨、やはり手抜きは罰あたりに成るようだ。駐車場で暫くして仙台Kさんと合流、下山し百沢温泉で汗を流し弘前の道の駅で土産を買い帰宅する。元医療関係の仕事をしていた仙台Kさんからの勧めも有り明日は懸り付けの病院に行こうか? 私の山人生がこれで終わりにしたくないし、そう思いたくもないのですが。

7月28日 診察
懸り付けのクリニックに行き病状を説明、レントゲンと心電図を撮ってもらう。N先生はすぐ設備の整った別の専門医院へ行くよう指示、紹介状を持ってT循環器病院へ。紹介状のおかげですぐ診察と検査、若い医師は首をひねりながら貴方の病気はこれと思われるので1週間この薬を飲んでみてくださいと言って病気の説明書をくれる。良く読むと私が症状を説明した通りの事が書いてある。更にこの病気は治らないが病状を改善することが出来るとも書いてある。多分結論から言って治らないだろうと思う、残念ながらこれから先山登りはかなり厳しくなるだろう。残念至極、諦めてはいないが、あとは神様の思し召しの通り生きて行くしかないようです。