山はいいなぁーin蔵王

平成23年5月5日
 5時50分、自宅を出てエコーラインを上り蔵王へ出掛けました。勿論、山を歩き回るためです。ところが賽ノ河原へ着くと
車が渋滞?しています、なんだろうと降りてみますとゲートが閉まっています。開門は8時からのようです。
やむを得ず5分程待っていると予定より早く開門、大黒天Pに7時40分着。準備をして7時50分出発、刈田岳山頂8時50分、熊野岳9時40分着、合計1時間50分の登りでした。熊野岳への登山道(馬の背)はぬかるんでいる為、観光客はゼロ、親子連れの登山客のみの静かな山でした。残念ながら日本海側は曇り空で遠望は利かず朝日連峰や月山等は見えませんでした。

 大黒天から刈田岳                     刈田岳山頂と刈田神社

熊野岳山頂と熊野神社                   氷雪で埋まったお釜

宮城蔵王の杉ヶ峰、屏風岳方面                     エコーラインの雪の回廊 
3月5日、猛烈な地吹雪で大黒天当りで撤退して以来の2か月ぶりの山でした。あの時一緒に登ったONO君はこの度の大震災で
職務を全うしながら大津波に飲み込まれ未だ行方不明です。早く帰って来て欲しいものです。又帰路優しく運転してくれた後輩の
MIZ君は防災対策課に勤務していると言っていましたので、今回は大変な苦労をなさったことでしょう。リーダー格のS君は
自宅を流され避難所暮らしをしていたと聞いています。若い仲間がいなくなりシルバーの私は又、一人歩きになり大変残念です。
山に何故登るのか?、人それぞれ思いがあるかも知れませんが私は何にもありません。只、登るだけで満足なのです。曹洞宗
開祖、道元上人は座禅に何の意味も持たせず、只ひたすら座禅することに意味を持たせていたと言います。
恐れ多くも私の場合も山登りに何の意味もありません、只、登ることが楽しみなのです。
毎年5月の朝日連峰に登っていたのが今回の震災で実現していません、何とか5月中には登りたいと思っています。この非常時に
山登り等と言う人がいるかもしれません、しかし私にはそれが生きがいなのです。何とか継続したいと考えています。
『がんばろう…ではなく、頑張ります』