東日本大震災その2

平成23年3月23日
 薬が無くなったので懸かり付けの病院へ自転車で30分程掛けて行ってみましたが、道路はヘドロで覆われ
病院はまだ閉鎖中でした。薬の必要な人はこちらへ行ってくださいと張り紙があったので、そちらへ移動する。
免許センター周辺には工業港に積み上げてあった木材が大量に流れついていました。
病院では薬手帳を提示しただけで10日分の薬が手に入りました。長生きするのも苦労しますね。


 町内のIさんから津波に流され一命を取り留めた話を聞く事が出来ました。地震後事務所の片づけをしていると
大勢の人が逃げてくるので外へ出るとすぐ目の前に水がやってきてあっという間に飲み込まれたそうです。
水嵩が増しもうーダメかと思った時民家の壁にぶつかり手に触れたのが雨樋でそれにしがみ付きどの様にして
よじ登ったか解らないが一階の屋根に上がり助かったそうです。それから他人の家に勝手に入り、
二階にあった衣類を探し着替え、布団にくるまって二日間、飲まず食わずで過ごし水が引いてから歩いて一時間
掛けて自宅へ辿り着いたと言っていました。人の命は一瞬の運で決まるようです。無くなった方は運がなかったと
決めつけるわけにはいきませんが町内の方でいまだ二人行くえ不明になっています。御無事を祈るばかりです。


 石巻地方の被害状況については『石巻・女川の震災被害』をクリックするとブログスタイルで見ることができます。
どなたが書いたか解りませんが地域別に写真入りで詳しく書いてあります。是非ご覧ください。