ゆったり道南の旅

平成28年10月10日
旅をした日:10月6日〜9日
メンバー :T&Y、kさん夫妻
旅の形態 :北海道新幹線で函館北斗まで、以降レンタカー

北海道は広いのであれもこれもというと駆け足の旅になってしまうので、仙台Kさんにお願いしゆったり旅を企画してもらいました。
Kさんとは過去2回道東、道央を旅しています。彼は何度も北海道を旅し、知識も豊富なので安心してお任せ出来ました。


函館港と虹の架け橋 赤煉瓦の金森倉庫  新島譲先生の案内板




真狩村に建つ細川たかし銅像 有珠山の内輪山 昭和15年仕込みのウィスキー


 
函館は何度か行っているのですが、『イザベラ・バード』が上陸した旧波止場を訪れました。金森倉庫は観光客でごった返していますが、百メートルも離れていない旧波止場は殆ど訪れる人もいません。ここには大河ドラマ『八重の桜』に登場する『新島譲』の銅像が立っています。当時は砂浜だったそうで船との連絡は平底船で沖に停泊している大型の帆船又は蒸気船に乗り継いだようです。バートは1879年(明治11年)に青森港から蒸気船に乗り北海道へ、新島譲は1864年(江戸末期)にここからアメリカの船に乗り密航したと有ります。当時の函館は北海道一の大都市だったそうで人口25000人を数えたそうです。今でも数多くの史跡が残っていて観光スポットになっています。


昔の人達は偉いですね、命懸けで旅をして知識を深めようてしていたのですから。
今は新幹線で仙台から約3時間で着いてしまいます。交通の便が良くなったので函館は観光客で賑っていました。これも先人が残した遺産が有ればこそですね。


余市のニッカウィスキー工場を見学し創業者マッサンの業績を垣間見てきました。工場は現在仙台市になっていますが森に囲まれた旧宮城町奥新川にもあります。
現在、海外からの引き合いが多く工場はフル稼働だそうです。しかし朝ドラでも見たように即席で出来るわけではなく長い年月がかかる為、採算ベースに乗るまで大変苦労したようです。写真のウィスキーは私の生まれた年に瓶詰したもので、蒸発して30%位目減りしています。ウヰスキーの熟成は大体10年から20年の間だそうですから大変な苦労を改めて知ることが出来ました。


道南と言っても広さは宮城県よりも広いのでくまなく歩くのは難しいですね。
今回は私が訪れたい処を全部歩けたので満足の旅でした。仙台Kさんご苦労さんでした。