十三峠(黒沢峠)を歩く

平成28年5月7日

イザベラ・バード』も歩いた十三峠(米沢街道)を歩いてみたいと思って
いましたが、今回漸く実現することが出来ました。
同行者:T&Y、O君夫妻
日 時:5月6日
この街道は江戸時代に越後、米沢間の主要道路だったそうですが、明治17年に新道(国道113号)が出来ると廃道になったようです。地元の熱心な方々が昭和55年〜10年がかりで発掘し、往時の姿をよみがえらせたそうです。
明治11年(今から138年前)、イギリスの旅行家?『イザベラ・バード』が新潟から難所の十三峠を越え、山形県に入ったと書いています。夏の梅雨時、毎日のように雨に濡れながら、しかもこの黒沢峠を越える時は午後6時を過ぎていたと言う。
私共はYと二人で峠を越え旧市野々へ向かいました。反対側へO君夫妻が車を移動し迎えに来てくれました。旧市野々は現在ダム湖の湖底に沈み歩いて行けなくなり、代わりに林道が整備されていました。

峠の頂上近くにあったと言われる茶屋の跡

峠道から飯豊連峰が見えます。

北股岳と石転び雪渓








苔むした石畳と黒沢峠頂上の標識、峠の標高は420m位。入り口からの高低差は230m位かな?
一寸した登山です。ゆっくり歩きながら『コシアブラ』の芽を採ったり、『シドケ』を採ったり
久し振りに山歩きを楽しみました。
十三峠は読んで字の如く13の峠からなっています。今回其の内の一番整備された道を選んで歩きました。残りの峠も歩いてみたいですね。