被災地の友を見舞う

平成23年3月28日
 昨日、震災後暫く連絡が取れなかった友人を訪ね自転車で行ってきました。車で10分位の場所ですがガソリン不足で自転車で
1時間掛けて行きました。国道398号を西に向かい津波の被害の大きかった湊地区を通り抜け、渡波地区境にある友人宅に着くと
比較的山の手にあるため津波は玄関前でストップしたと言っていました。帰路、398号を走っていると一時通行止め、なんだろと
前方を見ると自衛隊がシートに包まれた遺体を運びだしている所でした。そちらの方を見ますとがれきの山に車が重なりとても
人が住んでいた場所とは思えません。御冥福を祈ります。


 帰路は少しコースを変えて湊地区と旧市街地を結ぶ内海橋を通って来ると交差点に大きな船があり交通の妨げになっていまし
た。旧市街地は廃墟と化しこの町を再興するのはかなり難しいようだ。なぜなら今や商業の中心地は蛇田地区に移ってしまって
いるので仮に店舗など再建してもお客さんは戻らないでしょう。津波石巻駅前にある市役所1階まで達し、一時市役所の機能
がマヒしたようです。幹線道路は一応がれきの撤去が進み通行に支障はないようです。一歩一歩復興に向けて進んでいるよう
です。


 人間死んだつもりになれば何でもできるもの。これからこの地に住んでいる人たちの踏ん張りどころだと思います。一気に
頑張らなくても良いから出来ることから少しずつやればよいと思います。